走らない豚はただの豚  「くりぷ豚」はブロックチェーンゲームの開拓者になれるか|DApps(ブロックチェーンを活用したアプリケーション)のことなら

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走らない豚はただの豚  「くりぷ豚」はブロックチェーンゲームの開拓者になれるか

(1)現在のブロックチェーンゲーム業界

 ゲーム業界が脚光を浴びています。多くの人が「ゲームは単なる娯楽としてのエンターテインメント」としてひたすらテレビに向かうもの思っていましたが、昨今は「e-sports」としてリブランディング。心技体を研ぎ澄ませて挑むスポーツのひとつとして見直されています。オリンピック競技になったこともあり、家庭用ゲーム、ソーシャルゲーム、オンラインゲームのどれもがなお一層の盛況を見せています。

 

 この盛り上がりを受け、ブロックチェーンゲームでも一般向けのものが増えてきました。かつては「ビットコインカジノ」「ビットコイン競馬」など、オンラインギャンブル系のゲームが多かったのですが、ここ1〜2年の間に、「Cryptokitties」をはじめとした、暗号通貨に馴染みのない人であっても”遊んでみたい”と思うようなゲーム性、キャラクターを取り揃えたゲームが登場しつつあります。

 

 これまでのDAppsは海外発、日本にローカライズされるものが中心でしたが、2017年より国内ゲーム開発会社がリリースするブロックチェーンゲームに注目が集まっています。そのゲームのひとつが「くりぷ豚(くりぷとん)」です。

 

 これまでのブロックチェーンゲームは海外発のため、英語でプレイせざるを得ないものが多くありました。また、日本人からすると「見にくい」「使いにくい」「やる気をなくす」ようなUI・UXのものが大半でした。「くりぷ豚」をはじめとする日本初のブロックチェーンゲームは、日本人のテイストに合わせていることもあり、非常に親しみやすいデザインとUI・UXを実現しています。

 

(2)「くりぷ豚」開発会社について

 特にこの「くりぷ豚」については、開発会社が非常に経験豊かなメンバーを揃えいていることも大きな強みであると考えられます。

 開発会社のひとつ、株式会社グッドラックスリーは、計350万ダウンロードを突破した「さわって!ぐでたま」シリーズや、ハウステンボスと共同開発した「エアリアルレジェンズ」等のスマートフォン向けアプリ開発を行っており、直近では、ブロックチェーンを活用したメディアプラットフォーム「LuckyMe」の開発を進めるなど、新たにブロックチェーン領域のサービス開発にも注力しています。

 

 もう一方の開発会社である株式会社セレスは、「国内最大級ポイントサイト モッピー」や「使って貯まる。笑顔になる。お財布.com」などのポイントサイトを開発・運営しているため、累計1,000万人以上のポイントサイト運用ノウハウをさらに充実させていく意向です。

 

(3)「くりぷ豚」の特徴

 日本人に馴染みの深い丸みを帯びたキャラクターデザイン、ただ単に育成するだけではなくユーザーの操作によってレースの結果が変わるゲーム性、育成やエディットによるゲームキャラへの愛着を高める仕組みをもっているゲーム設計など、随所に開発者たちの職人技が見て取れます。

 基本的に「くりぷ豚」は育成ゲームとレースゲームを組み合わせたものです。競馬ゲームの「ダービースタリオン」のブロックチェーン&豚版である、と考えていただければ想像がつきやすいかもしれません。

 

<育成機能>

ユーザーが保有している「くりぷ豚」をレース用の牧場に移し、スピード・パワー・スタミナといった基礎能力やスキルを育てることが可能となっています。(※レース体験版ではご利用いただけません。)

 

<レース機能>

全6匹によるレースが展開されます。育成機能で育てた能力を駆使してレースで勝利を目指すことが出来る機能となっています。一部のレースでは、ユーザーが応援(操作)することで障害物を飛び越えたり、スピードアップします。

 

<障害物>

コースには「くりぷ豚」たちの行く手を遮る障害物が設置されています。巨大扇風機・壊れた丸太・バンカーなど様々な障害物が用意されており、それぞれの障害物を得意とする「くりぷ豚」のパラメーターが存在します。ふさわしい「くりぷ豚」でレースを勝ち抜きましょう。

 

<応援機能>

レース中にプレイヤーが応援することで、「くりぷ豚」の頑張りをひと押しできます。倒れた丸太の前でタイミング良く応援すれば、「くりぷ豚」がきれいにジャンプして丸太を乗り越えます。またバンカーでは「くりぷ豚」の走るスピードが落ちてしまいますが、プレイヤーが連続して応援することで「くりぷ豚」が必死に走ってくれます。

 

<報酬>

レースで入賞すると、豚台(「くりぷ豚」が立っている台座)や「コインク」(ゲーム内通貨)が手に入ります。また、今後のアップデートにて「くりぷ豚」の装備品などのカスタマイズ要素も追加予定です。(※レース体験版では、レースに勝利しても報酬はありません。)

 

<取引における追加要素>

育成機能を通じて「くりぷ豚」のレベル(成長度)が上昇していきます。「くりぷ豚」のレベルは、他のオーナーに渡った際にも引き継がれるため、レース機能実装後は、市場で成長した「くりぷ豚」の取引が可能となります。今後、ポテンシャル表示も追加予定で、「くりぷ豚」ごとの成長の伸び白も分かりやすくなります。

ゲーム常には「くりぷ豚取引所」があり、自分で育成した「くりぷ豚」を売買することもできます。

 

 世界中のブロックチェーンゲームのうち、過去7日間に実施された取引数をみると、世界6位にランクイン。他のゲームと比べると課金されている額は小さいものの(テスト段階なので致し方ありません)、比較的活発にゲームで遊ばれている様子が見て取れます。

 

2018年6月18日の配信開始以来、多くのユーザーが実際にプレイしており、これまでに累計で32,000匹以上の「くりぷ豚」が誕生しています。

(出典 https://blockchaingame.jp/dapp?order=Transactions_7d&display=detail

 

 このゲームのもうひとつの特徴は、モバイルからも気軽にプレイできる点です。ブロックチェーン・アプリケーションに対応しているブラウザをインストールし、そのアプリとウォレットを紐づければすぐにプレイが可能です。

 

遊ぶための準備に関する詳細は、こちらをご確認ください。

https://www.crypt-oink.io/webapp?lang=jp#help_preparation02_0_0

 

(4)まとめ

 「Cryptokitties」は主に猫を育成するゲームでした。この記事に記載があるように、クロスゲームの形でレースなどもできますが、どちらかというと ”独自の猫を作成し、交換すること” がメインである印象です。そのため、遊びたい、という一般の人たちのニーズを満たせるゲームであったか、という点については疑問符がつきます。

 

 「くりぷ豚」は、育成、交換はもちろん、ゲーム性もある完成度の高いブロックチェーンゲームであると言えるでしょう。2018年12月中旬からレースゲームがリリースされる予定になっています。このゲームを機に、これまで暗号通貨を所有・利用したことのなかった層の人たちにもゲームを介して暗号通貨が普及していくのではないかと期待されます。

 

 

▼参考記事

株式会社グッドラックスリー

https://www.gl-inc.jp/

 

株式会社セレス

https://ceres-inc.jp/

 

日本初(※)のブロックチェーンゲーム「くりぷ豚」レース体験版を本日より公開

https://ceres-inc.jp/news/detail/20181121/

 

くりぷ豚

https://www.crypt-oink.io/?lang=jp

 

くりぷ豚 体験版

https://www.crypt-oink.io/racetrial

 

【インタビュー グッドラックスリー 周氏】くりぷ豚レース機能と今後の展開・課題について

https://news.blockchaingame.jp/294

 

くりぷ豚(くりぷとん)のレース機能の体験版がリリース!遊び方を紹介【動画付き】

https://hinemoto1231.com/dapps/crypt-oink-race