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LCNEM、「ちけっとピアツーピア」の改良版をリリース

2019.02.14

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LCNEM、「ちけっとピアツーピア」の改良版をリリース

ブロックチェーンとゲーム理論で転売防止!汎用性もアップ
ブロックチェーン技術を活かしたプロダクトの開発を進める株式会社LCNEMは12日、独自のチケット転売防止システム「ちけっとピアツーピア」について、改良版をリリースしたことを明らかにした。NEMブロックチェーンとゲーム理論を用いたシステムで、改良版ではより汎用性の高い仕上がりとなった。近年、社会問題のひとつとなっている不正転売の防止に広く有効と考えられている。

「ちけっとピアツーピア」は、まず発券するチケットに固有のIDを割り振り、256bit暗号学的ハッシュ関数で2つのハッシュ値を算出、それらを秘密鍵とみなす。それぞれの秘密鍵から、対応する公開鍵とアドレスを導き出し、販売チケットについて、転売通報済みや入場済みなど、その状態をトランザクションでブロックチェーンに記録・管理する。

チケット販売時は、SMS認証などで購入ユーザーの電話番号を取得し、トランザクションを実行、チケットを提供する。なお、このトランザクションにおいて、取得された電話番号データは、共通鍵AES暗号CBCモードによる暗号化が施され、添付メッセージとして一緒にブロックチェーンへ記録されるものとなる。

転売チケットを購入した人は、購入で知り得たチケットIDを販売者に通報する。通報を受けた販売者は、そのIDから秘密鍵を特定し、公開鍵で復号して、元の購入者の電話番号を読み取る。システムの発行元アドレスは、転売チケットのIDを無効化するトランザクションを送り、対象電話番号へチケット購入の禁止やアカウント登録の停止、罰金請求など、規約に基づく対応をとればよい。

通報した転売チケットの購入者には、報酬が与えられることをあらかじめアナウンスしておき、このゲーム理論で転売者とその顧客になる二次購入者が、互いを裏切るインセンティブ構造をつくり出す。ブロックチェーンの記録という、異論の余地がない証拠が残ることとあわせ、転売ビジネスが阻止される仕組みだ。

正規に購入されたチケットでの入場時には、IDを読み取り、入場済みの記録になるトランザクションをシステムアドレスから送信、ブロックチェーンに書き込む。

改良版は課金ゲームにも適用可能!
従来版の「ちけっとピアツーピア」は、チケットIDが有効か無効かを判断するだけで、正規の入場済みと転売通報済みを区別していなかったが、改良版ではその見分けが可能になった。転売者には罰を与え、通報した二次購入者は今回に限って救済するなど、細かく任意の措置をとることができる。

購入ユーザーの電話番号を取得して暗号化、トランザクションデータに添付メッセージとして付け、転売通報時に復号できる仕組みも新たに搭載されたものとなる。

こうした改良が施された最新版は、チケットだけでなく、課金ゲームのアカウントにおける転売対策でも活用できる。その場合、チケット販売時が課金ゲームアカウントの「アカウント引き継ぎ開始時」にあたるものになる。

また今後「ちけっとピアツーピア」は、サービスではなくソフトウェアライブラリとしての提供になるといい、広くイベントやライブ、オンラインゲームなどで活用しやすいかたちを目指していくとされた。

LCNEMでは、現在システムの特許を申請中で、「ちけっとピアツーピア」に関し、各種イベント企業やエンターテインメント系企業、オンラインゲーム運営企業などとの提携も進めていきたいとしている。

▼DApps総研
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(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社LCNEMによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000034101.html