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アプリ業界の常識が変わる!?Dappsがつくる未来

2018.09.04

コラム

アプリ業界の常識が変わる!?Dappsがつくる未来

Dappsが主流となる世界で起こること
近年、ブロックチェーン技術への関心が高まるとともに、Dapps(分散型アプリケーション)も注目を集めるものとなっています。いまや私たちの生活のあらゆるシーンを支え、ビジネスからプライベートまで、欠かすことのできない存在となったアプリですが、Dappsはそのアプリのあり方を根本的に変える可能性を秘めているのです。

膨大な数が存在し、今も新たなものが登場し続けるアプリ、進化を続け暮らしの利便性を支えているアプリ、アプリサービス全盛時代ともいえる現在ですが、Dappsは今後その業界世界をどのように変え、どんな未来を拓こうとしているのでしょうか。今回はそうしたDappsの将来性などについて、みていくこととしましょう。

Dappsもまたその名称が示すように、“アプリ”であることに変わりはありませんが、分散型であるという特徴が、従来のアプリとはまったく異なる仕組みを生み出すものとなっています。

Dappsはアプリのコードがオープンソースとして公開されており、誰でもアクセスできる透明性があります。また、特定の管理・運営主体が存在しない非中央集権的なネットワークで機能し、オープンに流通可能な暗号トークンをもっています。そのアルゴリズムやプロトコルの改善も、利用する市場やユーザーの全合意によるとされ、勝手な改変やサービスの廃止、データ削除などは行われません。

仮想通貨のビットコインもDappsの代表例で、不特定多数の参加者(ノード)によって分散管理、運営がなされ、中央サーバーなどに依存しない、特異点のないネットワークで動くこと、トラストレスな取引が可能なことなどが、大きな特徴となっています。

便利なアプリに潜む危険を回避!
現状のアプリは、とても便利なようで、iOSアプリならばApple、AndroidアプリならばGoogleと、それぞれのストアを展開するグローバルな大規模事業者によって独占された中央集権的仕組みの上に成り立っています。インターネットサーバーも同様で、特定の大企業による独占管理下にあります。

サービスには提供する事業者や団体・政府の存在があり、そこが管理・運営を担うということに、すっかり慣れた私たちは、日頃そのリスクを意識することがなくなっていますが、たとえばアプリストアの承認基準が不透明で事業者都合によって左右されていたり、管理者としてアプリユーザーの個人情報を取り扱うため、それらを無断で収集、転用や売却を行っていたりする可能性は否定できません。

料金発生の仕組みや、誰がどんな情報に、どこまでアクセスできるのかといった情報が一般に公開されることはなく、情報の非対称性が生まれ、市場を独占するAppleやGoogleのような巨大企業は、圧倒的な利権を握ることとなっています。

また、特定の中央サーバーが存在すれば、そのポイントを狙ったサイバー攻撃により、情報の流出や盗難被害、金銭的被害が発生する可能性や、アクセス集中によるサーバーダウンでサービスが停止してしまうといった技術的リスクもあります。

Dappsは、こうしたサービスの利便性と引き換えに、やむを得ず引き受けていた問題点を解消、特定の力による独占を排除し、ユーザー側のリスクを回避して、真に自由で民主的なやりとりを可能にすることができると考えられることから、注目を集めているのです。

Dappsが実現する近未来の世界
Dappsは、現状のアプリであり得る、アカウントの停止やサーバーダウン、事業者都合による突然のサービス廃止によって思わぬ不利益を被るといったことをなくせるほか、情報や取引の不透明性を大幅に改善、巨大企業の独占で生じるさまざまな問題を解消させることができます。

インターネットが生活の利便性を飛躍的に向上させ、不可欠なインフラを構築した一方、その世界はいまやGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)といった巨大企業によって取り仕切られ、独占的な仕組みの上にしか成り立たない、これら企業には強大な利権と権限が流れ込むようになっています。

インターネット世界とリアル世界がより緊密につながり、サービスが進化する中で、そのリスクや脅威も徐々に表面化、問題として認識されるものになりつつあります。そうした今だからこそ、ブロックチェーンが、Dappsが注目されるのです。

Dappsは、オープンソースであることから、カスタマイズも容易になり、デバイスに依存することなく、あらゆるスマート端末や家電製品での利用を可能にし、IoTを安全かつスムーズに進展させる力も秘めています。

誰もが多様なやりとりを、真にグローバルに、国境を気にすることなく、世界中のあらゆる場所と効率よく行えるようにもなるでしょう。プライバシーに関わる情報は高い暗号化技術によって保護され、公開情報との峻別が進んで、何が共有され、何が守られているのか、情報の管理が適正かつ透明に、簡単に行えるようになります。

応用用途は現在のアプリと同様に幅広く広がっていますから、表面的な利便性、使いやすいユーザーインターフェースなど優れたフレームワークの部分は、そのままに残していくことも可能です。

仕組みとして、一度デプロイしたら修正はきわめて困難であり、スタート時から高い完成度が要求されるなど、開発面における難しさをはじめ、Dappsが広く普及されるまでには、越えなければならないハードルがまだ多く残されています。

しかし今後の技術改良や社会変化により、課題がクリアされていけば、Dappsはアプリ業界を根底から覆すような大変革をもたらし、ひいてはインターネット世界に新たな時代を作り出すものとなることでしょう。より安全で便利、自由な発展が促される世界へ、Dappsの歩みは始まっています。

(画像は写真素材 足成より)