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注目を集めるDapps、どんなところが優れているの?

2018.08.17

コラム

注目を集めるDapps、どんなところが優れているの?

新時代の象徴・Dapps!期待の由縁とは
近年、ブロックチェーン技術やスマートコントラクトの文脈で語られる代表的なものとして「Dapps」があります。Dappsは、そのこれまでにない革新性や将来性の高さなどから、感度の高い人々の間を中心に注目が集まるところとなっていますが、いったいどんなところが優れた点として期待されているのでしょうか。今回はDappsの基礎から、その特徴が生むメリットについて、解説していきます。

Dappsは、Decentralized Applicationsの略称として生まれた言葉で、非中央集権的分散型アプリケーションのことをいいます。“アプリ”はいまや生活のすみずみにまで浸透したものとして説明不要の存在になっていると思われますが、特定の管理者がいない非中央集権型で、ブロックチェーンの理解でも鍵となった“分散型”をとるアプリであることが、大きな違いであり、ポイントになっています。

Dappsにはよく知られた定義があります。Dappsのベンチャー・キャピタルファンドの代表でもあるDavid Johnston氏がまとめたもので、その全特徴を有するものをDappsと呼ぶのが基本です。メリットもそこから説明されますから、まずは定義をひもといていきましょう。

Dappsの定義と見出されるメリット
Dappsのアプリケーションは、オープンソースでオペレーションは自動、中央の管理者や管理主体をもっていません。そして、トークン、データ、レコードなどについて、暗号化され分散化されたブロックチェーンを用いています。

さらにオープンに流通可能な暗号トークンをもっていることが条件としてあり、アプリの利用にはトークンを利用すること、参加者にはそのトークンによる報酬が与えられることが基礎となります。トークンによる自律的な経済圏が成立しているということですね。

またDappsのアプリケーションでは、プロトコルの改善が市場や参加者・ユーザーの要求によってなされる仕組みとなっていなければならず、改善・変更はユーザーの合意に基づいている必要があります。

Dapps特有のさまざまなメリットは、いずれもこれらの条件を満たすことによって生じるものです。まず、誰もが内容を確認できるオープンソースであり、通常のアプリやサービスのように、全体をコントロールし、特別の権限を有する管理者や事業者が存在しないため、不正が行われにくく、高い透明性が維持されるメリットがあります。

また、皆が平等な位置で分散したネットワークを直接に組んでおり、管理者なしの仕組みで運用することから、取引に中間マージンを発生させなくて済む利点もあります。管理者がその権限を濫用して多額の手数料や利用料を搾取したり、サービスの内容やデータ履歴の変更・削除を不正に行ったりする心配もありません。

特異点となる管理者やサーバーがないことは、アクセス集中やサイバー攻撃によるシステムダウンのリスクをきわめて低くし、およそゼロダウンタイムを実現できる安定性・安全性を確保することにもつながります。

ブロックチェーン技術でいったん記録された履歴データは、不特定多数の参加者同士が承認し合って確かさを保証するところとなり、論理的にその改竄や隠蔽、削除などがまず不可能になりますから、より確実で安全性の高いやりとりが可能な仕組みを構築できるメリットも生み出します。

広がる活用用途
このようにDappsには、従来のアプリケーション・サービスでは得られなかった多くのメリットがあります。もちろん課題もありますが、Dappsを活用することで、これまで解決できなかった社会問題の解消や、利便性・安全性の向上をさまざまなシーンで期待することができるでしょう。

暗号通貨であるビットコインなどもDappsにあたるもので、さらにDappsはアプリケーションとして動作させられますから、非常に大きな応用可能性、可用性の高さ・容易さももっています。身の回りのさまざまなものが分散化され、Dappsの波が世界を変える日もそう遠くない未来である可能性も高いでしょう。Dappsの発展を、期待をもってみていきたいですね。

(画像は写真素材 足成より)