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スタートバーン、アート管理のブロックチェーンネットワーク構築を開始へ

2018.08.03

コラム

スタートバーン、アート管理のブロックチェーンネットワーク構築を開始へ

約1億円の第三者割当増資を実施、9月末にも新サービスの試験運用スタートへ
アートとテクノロジーを結びつけた多彩な事業展開を行うスタートバーン株式会社は5日、UTEC4号投資事業有限責任組合を引受先とする、約1億円の第三者割当増資を実施したことを明らかにした。これによって得られた資金をもとに、ブロックチェーン技術を活かした3つの新事業に着手する。

第1にアート作品の管理に特化したブロックチェーンネットワークの構築を行う。アート作品には、そのタイトルやサイズ、制作年、作者情報、来歴情報、真贋証明、規約情報など、広く公開・共有すべき情報と、所有者の個人情報や販売管理者のみが知るべき情報など、万が一にも漏洩してはならない秘匿性の高い情報の両方が関わっている。

流通においては、これらの情報の適正な管理が不可欠で、アーティストの活動をサポートしたり、その作品を公の資産として社会で共有していったりするためには、ブロックチェーンネットワークの活用が有効と考えられる。

そこでスタートバーンは、そうしたネットワーク構築を図り、営利非営利を問わず、関係機関に利活用してもらえるようにする方針だ。アーティスト本人は勿論、ギャラリーやオークションハウス、管理業者などが参加できる。

設計にあたっては独立性を重視し、オリジナルの取引画面や管理UIを用意、作品の公開情報はブロックチェーン上で共有する。秘密情報は各サービスのデータベースに格納し、スマートに管理可能とする。すでに運営中のサービスへネットワークを組み込んでアップデートすることも可能にするという。

第1段階のアート・ブロックチェーンネットワークは、9月末にも公開し、試験運用を開始する予定で、2019年初には正式版をリリースするとした。

アートをめぐる情報を適正に管理しつつ、市場の発展を後押し!
第2に、先述のアート・ブロックチェーンネットワークを活用する、自社の新Webサービス「Startbahn BCM(仮称)」を立ち上げる。スタートバーンが2015年12月にリリースした、アート専用のSNS「startbahn.org」を大幅に改良したサービスという位置づけで、作品の管理機能を充実させ、還元金や証明書情報はブロックチェーン上で共有、さまざまな環境での作品販売や管理を総合的にサポートしていく。

アーティストやギャラリー、ショップのほか、教育機関や美術館などによる利用も視野に入れ、サブスクリプションモデル、手数料モデル、証明書販売によりビジネスとして成立させていくとする。こちらのリリースは9月末を予定しているそうだ。

第3に、これらのプロジェクトで得られた知見を活かし、アート以外の分野でブロックチェーンネットワークの活用を望む法人・関係機関と、総合的なシステムの共同開発を図っていく。

ブロックチェーン技術だけでなく、Webアプリケーションの設計からNFCやRFIDなどと連動するシステムの開発なども行い、共同開発で得られた知見やノウハウは、さらにアート・ブロックチェーンネットワークにも還元していきたいという。

スタートバーンでは、これらビジネスの展開を加速させるべく、今年末における追加の資金調達も予定しており、ブロックチェーンの可能性を拡張、社会に新たな価値を創出していく良循環を生んでいきたいとした。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

スタートバーン株式会社によるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000016730.html